環境工学概論エコツアー_金山ビオトープ(2022/7/9)
射水市ビオトープ協会の皆さま方にお世話になり,1年生28名とスタッフ5名,射水市金山地区の里山ビオトープの見学と維持管理体験をさせて頂きました.
金山ビオトープは,開発が進み,環境が大きく改変した人の住む地域に残された,里山環境になります.昔ながらの川の氾濫域や湿地(たとえば射水平野など)は平野部において既になく,私たちの身近な場所に住んでいた多くの生き物は,里山などに残されたわずかな自然環境や水辺環境に依存して生活しています.こうした場所を如何に維持し,残していくか?
金山ビオトープでは,ビオトープ協会の皆さんにより,放っておくとどんどん増えるタケ(孟宗竹)の管理を主に実施されていると,伺いました.また同時に,多くの生き物が水辺を産卵域として利用するため,昔の棚田を利用し,水はけの悪い土壌であることを活かしたビオトープ池を新たに作り,管理されておられました.
見学の様子
伐採した後のタケの処理(チップ化)
棚田を活かした新しいビオトープ池
植樹(地域の樹木の苗)
最後の質問時間
金山から帰ったあと,夕方から雨になりました.天気が良い時間に見学・体験ができて良かったです.