研究室の話題

福岡勉強会(11/27~11/28)

2023/11/27~28

学生1人と先生で福岡県へ行きました。福岡大の伊豫岡先生、岐阜大の原田先生、九工大の厳島先生と一緒に、河川の躍層を実際に見れる施設や海水から飲み水を作る施設を見学したりなどとても充実した時間を送ることができました。

初日はまず北九州市にある水環境館に行きました。地下にあるその施設には大きな窓ガラスがついていてなんとそこからはすぐ横を流れている紫川の縦断の様子を見ることができます!訪問したときははっきりとは見えませんでしたが、条件がそろうと塩水くさびがきれいに見えるそうです。はっきり見えるときの河川の流量や風、時間帯、潮汐などたくさんの意見交換を行いました。

次に遠賀川で行っている自然再生事業の取り組みを見学しました。既設の魚道を人と生き物にとってより快適な空間とするために2014年に魚道公園を整備しました。見学した日はちょうど環境調査を実施する日で、魚道に生息した生き物を見せていただきました。大きな魚から小さな魚、海水魚や淡水魚など多様な生き物が確認でき、快適な空間となっているのだなと感じました。

2日目は樋井川の治水の現状を岐阜大の原田先生に現場を回りながら説明してもらいました。早瀬工というコンクリートを使わず河床高をコントロールする土木構造物などを見ました。流れを抑えたり河床高を安定にしたりするときに土木の観点からただただ対策工を設置するのではなく、実際の現場の状況や環境など様々な観点から案を考えることが重要だと教わりました。

最後は海水を淡水にして渇水の多い福岡県の飲み水を支えるまみずピアという施設を見学しました。浸透圧を使い多い時では1日に5万m³もの飲み水を作り出すそうです。規模の大きさや海水から淡水を作り出す仕組みなどを聞き驚きの連続でした。

河川に対する知識や興味が大きくなったとても充実した時間でした。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です