研究室の話題

小矢部川マイクロプラスチック調査② (2022/11/16)

小矢部川マイクロプラスチック調査② (2022/11/16)

今回は,プランクトンネット+濾水計ではなく,下水などを採水するための陸上ポンプ(N先生に借りた)を利用してマイクロプラスチック採水を実施してみました。

対象箇所は前回と同じ3か所(石動付近,祖父川合流点下流,千保川合流点下流)です。

調査の結果,揚程8mあるはずのポンプですが,橋の上まで水をくみ上げることが出来ませんでした。実揚程8mなので,摩擦損失などを含めると,吸引揚程は6mくらいが限界なのだろうと思います。しかたなく,陸上ポンプは河岸において,ポンプに20mホースを接続し,ホース先端にロープをセットし,出来るだけ河岸から離れた橋上からホースを降ろして採水する,という形で実施してみることにしました。

残念ながら,祖父川合流点下流の橋は工事中で採水できませんでしたが,残り2地点では採水できました。

課題:内径12mmのホースだと,殆どゴミが採水できないことが分かりました。1mm程度より小さいものしか吸い取れない…

今年はマイクロプラスチック初調査のトライアル年なので,微妙なサンプルと思いつつも,資料分析を行います。果たしてサンプルにプラスチックは入っているのでしょうか。

次の調査に向けて,ガソリン(4サイクルエンジン)で動かす陸上ポンプを購入しました。

この値段で,2サイクルではなく,4サイクルってとても安いと思うのです。このポンプを使えば,吸引揚程8m,実揚程35mですので,一気に水をくみ上げることが出来そうです。
逆に強すぎてコントロールが難しいかもしれません。次回調査をお楽しみに,です。

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